AVの「レズもの」、実は視聴者の3割が女性だった!制作費1.5倍の裏側と”男優不要”の本音を徹底解説

AV雑談・豆知識
投稿日: 2025/10/4 | 更新日: 2025/10/4

「レズもののAVって、結局は男性が楽しむためのファンタジーでしょ?」

もしあなたがそう思っているなら、この記事を読み終える頃には、その常識は180度覆されているかもしれません。実は、このニッチで奥深いジャンルの裏側には、衝撃的なデータ、職人技とも言える制作の哲学、そして50年以上にわたる文化の歴史が渦巻いているんです。

この記事では、単なる作品紹介では終わらない、「レズAV」の世界を3つの視点から徹底的に深掘りします。

  • 衝撃のデータ:なぜ視聴者の「3割」が女性なのか?その意外な本音とは?
  • 制作の裏側:なぜ普通のAVより「制作費が1.5倍」も高いのか?
  • 文化と歴史:よく聞く「レズ」と「百合」って、何がどう違うの?

知的好奇心をくすぐる、ちょっと大人なエンタメの世界へようこそ。きっと誰かに話したくなる発見が、ここにはあります。

【データで判明】なぜ女性はレズものを観るのか?意外すぎる3つの本音

まず、最も衝撃的な事実からお話ししましょう。世界最大級のアダルトサイト・Pornhubの統計によれば、「レズビアン」は女性視聴者に最も人気のカテゴリー第1位で、全体でも「ヘンタイ」「日本人」に次ぐ第3位という驚くべき結果が出ています。

日本のFANZAでも関連作品は9,367件を数え、全体の5-10%を占める安定したジャンルとして確立されています。これは一体どういうことなのでしょうか?ネットや専門家の意見から見えてきた、女性たちの意外な本音に迫ります。

本音①:「”汚い男優”を見なくて済むから」

非常にストレートな意見ですが、これが最も多くの共感を集めている理由の一つです。女性視聴者にとって、男性の汗や体臭を連想させる過度に生々しい描写は、時に没入を妨げるノイズになります。その点、女性同士の美しい世界観で構成されるレズものは、純粋に「美的対象」として安心して楽しめるというわけです。

ある女性向けAVメーカーは、「男性向けAVに対する女性からのクレームが多い」という現場の声が設立のきっかけになったと語っており、このニーズがいかに大きいかを物語っています。

本音②:純粋に「美しい世界」と「ストーリー」に浸りたい

キスや愛撫といった前戯の描写が丁寧で、二人の感情の機微がじっくり描かれることが多いのもレズものの特徴。そのため、単なる性欲処理としてではなく、恋愛映画の延長線上にある「ストーリー」として楽しむ女性が多いのです。

「セックスの勉強のため」「パートナーにもっと喜んでほしい」といった、コミュニケーションの参考書として活用する声も少なくありません。実際に、働く女性の半数以上が「女性用AVを観たことがある」と回答した調査結果もあり、女性にとってAVがより身近な存在になっていることがわかります。

本音③:カップルで気まずくならずに観れる

「パートナーとAVを観たいけど、男女ものだと何だか気まずい…」。そんなカップルにとって、レズものは絶妙な選択肢になります。特に女性側が嫉妬心を感じにくく、むしろ「可愛いね」「きれいだね」とポジティブな感想を共有しやすいのです。新しいコミュニケーションツールとして、二人の時間を豊かにするきっかけになっているのかもしれません。

【制作の裏側】普通のAVより制作費が1.5倍!?もはや”職人技”の世界

このジャンルの面白さは、視聴者側だけにとどまりません。作り手の「こだわり」もまた、尋常ではないのです。実はレズAVは、一般的なAV(制作費約10万円)に比べて制作費が1.2倍から1.5倍も高くなる傾向にあると言われています。その理由は、求められるスキルセットが全くの別物だからです。

高コストの理由①:「男性目線」を徹底的に排除するカメラワーク

多くのレズものが目指すのは、「女性が見て美しいと感じる世界観」の構築です。そのためには、男性的な欲望を反映した過度なアップや、一方的な視点を排除し、二人の間に流れる空気感や繊細な感情を切り取るカメラワークが求められます。これは非常に高度な技術とセンスを要し、撮影時間も長くなるため、コストに直結するのです。

高コストの理由②:感情を丁寧に描く「職人監督」の存在

「女優が本気でセックスしているかどうかの嘘を見抜く」。ある女性監督は、自らの役割をそう語ります。表面的な演技ではなく、リアルな感情の交錯を引き出す繊細な演出は、まさに職人技。ベテラン監督の中には、「アダルトだからといって何でもありではない。撮る側のリテラシーが試される」と、高い倫理観と哲学を持って制作に臨む人もいます。

その結果、このジャンルはリピート率80%超という驚異的な数字を誇り、投資対効果(ROI)の面でも優秀な成績を収めています。

意外な事実:専門女優は少数派!9割がヘテロ/バイ女優というリアル

さらに驚くべきは、出演する女優の9割以上がヘテロセクシュアル(異性愛者)かバイセクシュアルだという事実です。彼女たちはプロとして、演技を超えたリアルな反応を引き出すために、現場で様々な工夫を凝らしています。元AV女優のあおいれなさんが監督に転身し、自身の経験を活かして名作を生み出しているケースもあり、作り手の多様性もこのジャンルの深みを増しています。

【文化と歴史を深掘り】知ってると10倍面白くなる「レズ」と「百合」の違い

さて、ここで少し文化的な話を。レズものについて語る上で避けて通れないのが、「レズ」と「百合(ゆり)」という言葉の違いです。似ているようで、実はその背景には大きな文化的な隔たりがあります。

  • レズ(Lesbian):古代ギリシャのレスボス島に由来。性的・肉体的な関係性を含む、よりリアルで当事者的な文脈
  • 百合(Yuri):1970年代、雑誌『薔薇族』で生まれた日本独自の言葉。創作ジャンルとして、精神的な繋がりや関係性の美学に重点

簡単に言えば、「レズ」がリアルなライフスタイルやセクシュアリティを指すことが多いのに対し、「百合」は女性同士の美しい関係性を描く「創作ジャンル」として発展してきました。もちろん、両者の境界は曖昧になりつつありますが、この”文化的なズレ”を知っておくと、作品を見るときの解像度がグッと上がります。

薔薇族編集長が作った「百合族の部屋」という文化的起源

興味深いのは、「百合」という言葉を作ったのは、実は異性愛者の男性だったという事実です。1971年、男性同性愛者向け雑誌『薔薇族』の編集長・伊藤文學氏が、「薔薇族」の対義語として「百合族」という言葉を提唱し、誌面に「百合族の部屋」という女性読者の投稿コーナーを設けたのが始まりです。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美女の例えと、男性同性愛の象徴である真っ赤な薔薇との対比で、女性的な白百合を当てたという説もあります。一人の編集長が「薔薇」「百合」という現代まで続く隠語を同時に生み出したわけです。

50年の時を経てVRへ…日本独自の進化

日本で最初のレズビアンサークル「若草の会」が誕生したのが1971年。そこからミニコミ誌ブーム、AV表現の登場を経て、現代ではVR技術を使った「インタラクティブな密着体験」へと表現は進化し続けています。この50年以上の文化的な蓄積の上に、今の多様な表現があるのです。

【海外と比較】日本のレズAVが持つ”異常な”クオリティ

この日本のレズAVの進化は、世界的に見てもかなり特殊です。海外の状況と比較すると、その特異性がよくわかります。

  • アメリカ:当事者である女性たちが自らのために制作する「for women」市場が確立。リアルな描写を重視する傾向が強い(当事者制作率70%超)
  • ヨーロッパ:アートフィルムに近い、芸術性の高い作品も多く見られる
  • 日本:作り手の多くが当事者ではないにも関わらず、職人技と演出で「究極のファンタジー」を追求する「技術融合型」

この日本のスタイルは、時に「ガラパゴス的」と評されることもありますが、その圧倒的なクオリティと世界観の作り込みは、海外からも高く評価されているのが事実です。日本のクリエイターたちが持つ、特有の繊細さとこだわりが、このジャンルを唯一無二のものにしているのかもしれません。

【究極の問い】あなたが求めるのはファンタジー?それともリアル?

ここまで見てきたように、レズAVの世界は一枚岩ではありません。当事者コミュニティの中でも、その受け止め方は様々です。

  • ポジティブな意見:「多様な性の一表現として価値がある」「技術的に評価できる」
  • ネガティブな意見:「現実のレズビアンとはあまりに違う」「結局は男性向けのファンタジーだ」

この「理想と現実のギャップ」があるからこそ、このジャンルは単なるエロで終わらず、常に議論を巻き起こし、多くの人々を惹きつけてやまないのでしょう。

もしあなたがこのジャンルに触れるなら、どちらを求めますか?
【A】作り込まれた究極のファンタジー
【B】当事者の想いを反映したリアルな描写

そこに優劣はありません。どちらの魅力も内包しているのが、この世界の奥深さなのです。

オキニリスト!で理想の作品を見つけよう

さて、ここまでレズAVの世界を深掘りしてきましたが、実際に作品を探すとなると、膨大な数の中から自分好みのものを見つけるのは至難の技ですよね。

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例えば、今回ご紹介したレズジャンルの作品も、女優名、メーカー、発売年などの条件を組み合わせて簡単に検索可能。時間を無駄にすることなく、あなたの「オキニ」を見つけることができるでしょう。

まとめ:たった一つのジャンルから見えた、多様な世界

いかがでしたか?

「視聴者の3割が女性」という衝撃的なデータから始まった今回の深掘り。そこには、私たちが知らなかった女性たちの本音、制作現場の職人技、そして「レズ」と「百合」をめぐる文化の歴史まで、実に多様な世界が広がっていました。

どんな分野でも、先入観を捨てて覗いてみれば、そこには必ず人の感情が渦巻き、技術を磨くプロフェッショナルがいます。この記事が、あなたの知的好奇心を少しでも満たすことができたなら幸いです。

エンターテイメントの世界は奥が深い。次はどんな「知らなかった世界」を覗いてみましょうか?

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