【業界の裏側】AVで何度も見る”あの部屋”の謎、解明します。セルリアンタワーから例のプールまで、ロケ地のヤバい真実
AVを観ていると、ふとこう思うことはありませんか?
「あれ、この部屋…前にも見たな?」
白いソファのあるリビング、特徴的な和室、やたらと見かけるキッチン…。その既視感、決してあなたの気のせいではありません。実はその裏には、AV業界の”超”合理的で、時に切実な事情が隠されているんです。
この記事では、多くの人が抱えるその素朴な疑問を徹底的に深掘りします。なぜ超高級ホテルが撮影場所になるのか? なぜいつも同じような場所ばかりなのか? そして、その場所を特定してしまう「特定班」とは何者なのか…?
この記事を読み終える頃には、あなたのAV鑑賞が180度変わり、作品の裏側にある人間ドラマまで見えてくるかもしれませんよ。
【話題沸騰】なぜ?超高級ホテル「セルリアンタワー」がAVの聖地になる衝撃の理由
「見覚えのある部屋」の中でも、特にインパクトが強いのが高級ホテルの一室ではないでしょうか。その代表格として、渋谷のランドマーク「セルリアンタワー東急ホテル」の名前が挙がることがあります。
一泊ウン十万!あのランドマークホテルで撮影されるワケ
一泊数万円から、高い部屋では60万円以上もする超高級ホテル。なぜそんな場所がAVの撮影に使われるのでしょうか?理由は驚くほど合理的でした。
- 抜群のアクセス: 渋谷駅前という立地は、多くのスタッフや演者、そして大量の機材を運ぶ上で最高の条件。交通費や運搬コストを大幅に削減できます。
- 最高のロケーション: 高層階からの眺めは、窓際のシーンに「高級感」と「非日常感」を与えてくれます。
- 意外と寛容なスタンス: 実はセルリアンタワー東急ホテルでは、公式サイトで撮影プランを提供しています。もちろん「公序良俗に反しない」という審査はありますが、料金も明確に設定されています。
これはセルリアンタワーに限った話ではありません。調査により、ドーミーホテルズ(5営業日前申請必須)、伊東園ホテルズ(大浴場・露天風呂まで撮影可能)、ホテル椿山荘東京(庭園・料亭など多彩なロケーション)など、多くの高級ホテルが撮影協力を行っていることが判明しました。

絶望的な希少性…「見覚えのある部屋」が生まれる本当のカラクリ
高級ホテルの事情はわかりました。では、なぜホテル以外の場所も「またこの部屋か…」となりがちなのでしょうか。その根本には、もっと深刻な問題が横たわっていました。
衝撃の事実!都内で撮影許可が下りる場所は「絶望的」な少なさ
業界関係者によると、都内で成人向けコンテンツの撮影許可が出る施設は極めて限られているとのこと。なぜこんなに少ないのか?理由はシンプルです。
- 公園: 自治体の許可が必須ですが、「公序良俗に反する」と判断されればまず通りません。
- 道路: 所轄の警察署から「道路使用許可」を得る必要がありますが、これもハードルが高いです。
- 駅: JRはまずNG、他の私鉄も高額な使用料や厳しい審査があります。
無許可で撮影すれば、通報されて警察沙汰になるリスク(公然わいせつ罪など)も。結果、制作会社は数少ない「確実に許可が下りる場所」に殺到せざるを得ないのです。これが、同じ場所が何度も使われる最大の理由です。
「1時間延長で即赤字」制作現場の過酷な台所事情
この「使い回し」構造に拍車をかけるのが、制作現場の厳しい予算です。一昔前とは違い、今やDVDプレス代やモザイク処理費用まで含めて、1本10万円台で制作されることも珍しくありません。当然、ロケ地のレンタル料もギリギリまで切り詰めます。
スケジュールも分刻みで、「撮影が1時間伸びただけで赤字になる」というプレッシャーの中、トラブルなく確実に撮影を終えられる「いつもの場所」が選ばれるのは、もはや必然と言えるでしょう。
「例のプール」だけじゃない!おなじみの”AV聖地”巡礼ツアー
限られた選択肢の中で、制作会社が頼りにする「聖地」。あまりにも有名すぎる「例のプール」以外にも、あなたが見覚えのある場所がきっとあるはずです。

聖地①:日本一有名な「例のプール」の全貌
正式名称:Hanazono Room
所在地:東京都新宿区新宿1丁目19-10「サンモールクレスト」9-10階
料金:基本3時間96,000円+プール使用料22,000円
運営:株式会社ピースタジオ
意外な歴史として、この物件はかつて映画監督の市川崑が居住していた場所で、石坂浩二は下の階に住んでいたとのこと。2019年にはNHK「ガッテン!」で使用されたとしてTwitterでトレンド入りするほどの話題になりました。
聖地②:見慣れたコンビニの正体は「環七マルチスタジオ」
「このコンビニ、絶対AVで見たことある…」。そう思ったら、それは東京都板橋区にある「環七マルチスタジオ」かもしれません。1階のコンビニは外観から内装、商品棚、ATMに至るまで本物そっくり。間違えて入ってこようとする人もいるほどだとか。レンタル料は1F(コンビニ)+地下1階(バー)セットで5時間80,000円と、本物の店舗を借りるよりはるかに現実的です。
聖地③:年間200本!?白いソファの「某スタジオ」
おそらく最も多くの人が「見たことある!」と感じるのが、都内にある一軒家スタジオの白いソファではないでしょうか。特定のスタジオが年間200本以上の撮影で使われることもあると言われています。癖のない内装でどんなシチュエーションにも合わせやすく、使い勝手がいいため、多くの制作会社から絶大な支持を得ているのです。
もはや探偵!Google Earthで聖地を特定する「特定班」という存在
これら聖地の多くを白日の下に晒してきたのが、「特定班」と呼ばれるネット上の探偵たちです。彼らは驚くべき分析力で、映像の断片からロケ地の住所を割り出してしまいます。
窓の景色と光の角度で住所を割り出す驚愕のテクニック
彼らの手法は、まさにデジタル時代の探偵術です。
- 窓の外の景色: 映り込んだ高層ビル、鉄塔、山の稜線などからエリアを絞り込む。
- 光と影: 太陽の位置から方角を割り出す。
- 音響分析: 電車の走行音や救急車のサイレンなど、背景の音から周辺環境を推測する。
- Google Earth活用: 衛星写真とストリートビューを駆使したピンポイント特定。
これらの情報をパズルのように組み合わせ、Google EarthやStreet Viewを駆使してピンポイントで場所を特定するのです。その情熱と技術力は、もはやプロの領域です。
【2022年の大変革】AV新法が業界に与えた衝撃の影響
「見覚えのある部屋」問題をさらに深刻化させたのが、2022年6月に施行された「AV新法(AV出演被害防止・救済法)」です。この法律により、業界の撮影体制は根本から変わりました。
「契約から撮影まで1ヶ月」「撮影から公表まで4ヶ月」の衝撃
AV新法により以下の制約が課されました:
- 契約から撮影まで1ヶ月の待機期間が義務化
- 撮影終了から公表まで4ヶ月の待機期間が義務化
- 急な代役変更が不可能(事前契約必須のため)
- 出演者は公表後1年間、無条件で契約解除可能
この結果、作品が世に出るまで最短でも5ヶ月かかるようになり、撮影本数の大幅な減少を招きました。多くのAV女優・男優が「仕事がなくなった」と嘆く事態に発展しています。
結果的にロケ地の選択肢がさらに限定化
新法の制約により、制作側はより「確実性」を重視するようになりました。リスクを避けるため、実績のある定番ロケ地に集中する傾向がさらに強まり、結果として「またこの部屋か」現象がより顕著になっているのです。
まとめ:AVロケ地の既視感は、業界の”生きる知恵”の結晶だった
いかがでしたか?
私たちが何気なく感じていた「またこの部屋だ」という既視感。その裏には、
- 撮影許可が下りる場所の絶望的な少なさ
- 高級ホテルの意外なビジネス戦略
- 赤字と隣り合わせの厳しい制作予算
- AV新法による制約の強化
- 特定班による驚異的な分析力
といった、様々な要因が複雑に絡み合っていたのです。それはまさに、限られた条件の中で最高のエンターテイメントを届けようとする、業界の「生きる知恵」の結晶と言えるのかもしれません。
次にあなたが”あの部屋”に出会った時。ぜひ、その背景にある作り手たちの奮闘に、少しだけ思いを馳せてみてください。きっと、作品がいつもより深く、面白く見えてくるはずですよ。
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