AV女優から監督へ!あおいれなが切り拓いた前例なきキャリアの軌跡
「元トップAV女優が、自身の引退作を監督して、そのままAV監督になっちゃった」—こんな、まるで漫画のようなキャリアチェンジを実現した人物がいます。その名は、あおいれなさん。
普通なら、トップまで登りつめたら安泰の道を選ぶか、静かに業界を去るのが通例。しかし、そんな常識を軽々と飛び越えて、誰も歩んだことのない道を爆走している彼女の物語は、「好き」という純粋な気持ちを羅針盤に、業界のトップランナーとなり、前例のないキャリアチェンジを遂げた、最高に痛快なエンターテイメント・ストーリーなんです。
「葵つかささんに会いたい」から始まったシンデレラストーリー
あおいれなさんが業界に入ったきっかけは、驚くほどピュアなものでした。それは「葵つかささんに会いたいから」。
いちファンとしての純粋すぎる憧れ。最初は「セックスでお金がもらえる遊び」程度の軽い感覚だったそうですが、「会いたい」という一心で業界に飛び込み、なんと本当にエキストラとして共演の夢を叶えてしまうのです。この「好き」を原動力にして、とんでもない行動力で夢を実現してしまうスタイルこそが、彼女の物語の原点なのかもしれません。
トップ女優として駆け抜けた6年半の軌跡
数字が証明する圧倒的実績
あおいれなさんの女優としての実績は、まさに「浮き沈みのない安定感」という言葉で表現できます。業界関係者が「浮き沈みがない不思議な存在」と評するほど、デビューから引退まで一貫してトップランナーとして走り続けました。
- 出演作品:500本超(6年半で)
- SOD AWARD 2019 最優秀女優賞受賞
- スカパー!アダルト放送大賞2020 女優賞ノミネート
- Instagram フォロワー:12.5万人(現在も維持)

究極の演じ分け:「あおいれな vs くろいれな」という天才的発想
2019年4月から約9ヶ月間だけ存在した別名義「くろいれな」は、彼女の実験精神を象徴するプロジェクトでした。
「あおいれな」がアイドル的な可愛らしさを持つキャラクターなら、「くろいれな」はそれを一切排除し、エロに特化した別人格。なんと生年月日(あおいれな:3月19日 → くろいれな:9月6日)まで変えるという徹底ぶり。
極めつけは、「あおいれな VS くろいれな」という、同一人物が共演する作品まで作ってしまったこと。この常識にとらわれない遊び心と発想力は、まさに天才的としか言いようがありません。史上稀な「同一人物共演」って、発想が面白すぎませんか?

前代未聞!引退作を自分で監督するという美学
2021年12月31日の引退作『AV引退 初監督作品 あおいれな』は、AV業界において前代未聞のプロジェクトでした。「自分のAV人生の集大成を、自分の視点で撮って締めくくる」—これほどカッコいい引退の仕方があるでしょうか。
実は、彼女が初めて監督として活動したのは2020年(れなちゃん名義)ですが、「あおいれな」名義での監督作品としては、この引退作が記念すべき第1作目となりました。
ベーコン監督から学んだ「%指示」という魔法の演出術
「いきなり監督なんてできるの?」と思いますよね。実は彼女には、業界の重鎮であるベーコン監督という師匠がいました。
彼から学んだユニークな演出術の一つが「%指示」。「今の感情、喜びが70%で切なさが30%で演じてみて」このように、感情の配分を具体的な数値で伝えることで、女優の繊細な気持ちを的確に引き出すのだとか。感覚的になりがちな感情表現を言語化するこの手法は、まさに魔法のようです。
元女優である彼女が使うからこそ、その言葉には絶大な説得力があります。「撮られる側の気持ちがわかる」監督として、演者への配慮も業界で高く評価されているんです。

AV業界の枠を超えるマルチクリエイター
彼女の才能は監督業だけにとどまりません。引退後も途切れることのない多彩な活動が、ファンを魅了し続けています。
- 歌手活動:『ちっぱい最強伝説』など、印象的な楽曲をリリース
- DJ reona aoi:クラブでのプレイ活動
- YouTuber:企画・撮影・編集をすべて自分で手がける
- イベント主催:年次イベントでファンとの継続的な関係を構築
「継続性」こそが最大の魅力
特筆すべきは、引退後も途切れることのない活動です。普通、引退したらファンとの接点はなくなってしまうもの。しかし、彼女は違います。
- 2022年:「卒業&監督デビュー」イベント
- 2023年:「業界最前線」トーク
- 2024年:「9周年生タコパ」会
- 2025年春:Birthdayオフ会開催
この継続性は、単なる人気維持ではなく、「本当に好きだからこそ続けられる」活動の証拠。彼女が自分のキャリアを「引退」で終わらせず、ファンと共に歩む「ライフワーク」として捉えている証拠なんです。

AV業界の未来を変える女性監督の可能性
近年のAV業界は大きく変化しています。SODやDMM、S1などの大手企業化により業界はクリーン化が進み、女性スタッフの活躍の場が広がっています。現在では、プロデューサー、監督、助監督、ヘアメイクなど様々な職種で女性が活躍しており、「男社会」というイメージは過去のものになりつつあります。
あおいれなさんのような女優経験者が監督になることの最大の価値は、「撮られる側の気持ちがわかる」こと。演者への配慮、最後の撮影相手を女優自身に選ばせるなどの演出は、業界でも高く評価されています。
引退直前のインタビューでは「主役は女優さんだから、変なプレッシャーを与えたらよくない」「『あおいれなが監督しました』が前に出すぎて、出演している女優さんの作品が薄れてしまうのは怖い」と語っており、その配慮の深さがうかがえます。
まとめ:好きを貫く人生の面白さ
あおいれなさんの軌跡は、まさに「人生って本当に面白い」という言葉に集約されます。
憧れの人に会いたい → 業界トップの実力を証明 → 前例のない転身に挑戦 → 多才な表現者として現在も進化中
一つの「好き」が、こんなにも多面的に花開く例は稀でしょう。彼女のキャリアが証明しているのは、純粋な情熱と継続的な努力があれば、どんな分野でも新しい道を切り拓けるということです。
AV業界における初の「女優→監督」転身は、単なる個人のキャリアチェンジを超えて、業界全体に新しい可能性を示しています。彼女のような「撮られる側」の視点を持つ監督が増えることで、作品のクオリティ向上や演者への配慮が進み、業界全体がより良い方向に進化していくかもしれません。
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